【Season 9 最終2004】 ルカバンギ積みリレー
0. 初めに
皆様初めまして、愛犬の名前をとってChiffon/しふぉんというTNでプレーしている者です。
ポケモンGoから入ってSMを購入→ライバロリさんの動画に影響を受けてレート対戦を始めました。USUMになって育成環境が整い本格的に潜り続けていたところ、初めて2000を超えましたので、記念に構築記事を公開させて頂きます。
私は社会人のため時間に限りもありますし、育成済みの個体も15体ほど、準伝はおろかカプ系やUBも揃えていない、そんな状況ではありますが、同じような境遇でも対戦を楽しんでいる方も多くいらっしゃるかと思います。それでも好きなポケモンと戦えるんだよ、という少しばかりの参考になれば幸いです。
Ⅰ. 構築コンセプト
(1) 物理メガルカリオと積み構築
ライバロリさんの動画から入っておりますので、当然ながら?、相棒はメガルカリオ。
メガルカリオにも物理/特殊等色々な型がありますが、剣舞からのインファ+神速で抜いていく様がとにかく格好良かったので、ルカリオを抜きエースとするところからスタートしました。
物理ルカリオを抜きエースとする場合の最大の問題点は、マンダやミミッキュ等簡単に止まってしまう相手が多いこと。そこでカバ等に起点作りを任せることも考えたのですが、起点を作っても「ルカリオの通りが必ずしも良くない問題」は解決しないことに変わりありませんので、発想を変えて、ルカリオに続けて全員で積みまくって抜いていくことを目指しました。
(2) 並び
① ルカリオの裏エースには諸説ありますが、ルカリオが苦手とするマンダ・リザY・メガゲンに強い竜舞メガバンギで決定(真の理由は、ルカリオバンギラスの後ろ姿が格好良いこと!)。
② 次に、(i)ガルーラ軸にルカリオを出したいときには常にガルド・クレセが控えていること、(ii)マンダ軸にバンギを出したいときにカミツルギ・特殊水(激流ゲコ・レヒレ)が控えていること、(iii)そして何よりも両メガがミミッキュで止まってしまうことから、ガルド・クレセ・カミツルギ・特殊水に比較的強く出られて、なおかつミミッキュで止まりにくい積みエースを探していたところ、奇跡的に蝶舞ウルガモスが条件を満たしていたので迷わず決定。
→ ガモス+ルカorバンギが基本選出。
③ ここまででランドロス・バシャーモが重たく、また、カバ・ムドー等の起点作成系や、ブルドヒに等一部の受け回し系に対する回答が必要となるため、挑発竜舞持ち飛行Zギャラドスを追加。
④ まだまだランドロスが重たいうえに、キノガッサ・物理水(ギャラ・マリルリ)舐めすぎ問題が生じていたため、ルカリオ軸必須のゴツメ枠も兼ねて鈍いナットレイでケア。
⑤ 最後に、高速物理エース、中速物理エース×2、中速特殊エース、鈍足物理エース?と高速特殊が欲しかったので、Sラインを上げる意味も込めてスカーフ控えめテテフ。ルカリオ軸で重たくなりやすいミミロップ、(スカーフ以外の)ゲッコウガ、コケコ、メガゲン等を一掃する役割を担ってもらいました。
Ⅱ. 個体紹介
陽気AS252 H4
神速 剣舞 コメパン インファ
主に有利対面や、(Zを吐き出させた後の)レヒレ・カグヤ・A4振りグライオン等、ルカリオを1発で落とせない中低火力ポケを前に剣舞を積んでいきます。神速はバレパンと迷いましたが、構築上重ためなバシャ・ギャラへの打点となる神速にしました(ゲンガーに対して何もできなくなりますが、そこはバンギがいるのでルカリオの範囲を絞ってok)。
選出率はバンギと同率2位(体感4割)。
相手にガルドがいようとも全体的に刺さっていたら積極的に選出していたので、単純にポケモンが楽しめました(剣舞後の制圧力はくせになりますが、終盤は範囲を取った物理ルカリオの方が刺さっていた気がしないでもない・・・)。
(2) メガバンギラス@バンギラスナイト
陽気AS252 H4
良くエッジを当ててくれる頼れるエースでしたが、「エッジを当てる前提なら冷パンはいらない」とまでは言えず、ランド・グライも意識して冷パン。残りは地震・炎パン・かみ砕く・挑発あたりからの選択ですが、終盤はかみ砕くが結構刺さっていたかなと思います。
とにかく特殊耐久が高いので、特殊を相手に積極的に2舞を狙っていきました。
選出率はルカリオと同率の2位(体感4割)
(3) ウルガモス@マゴのみ
控えめ HBCDS調整
炎の舞、ギガドレ、めざパ氷、蝶の舞
努力値振りの詳細が思い出せないのですが、ぽけっとふぁんくしょんで見つけた「ミミッキュのシャドクロZ+影打ち耐え」調整です。このパーティーで唯一きちんと努力値が調整されております・・・
ガルド・カミツルギ等の有利対面は勿論、相手の水妖やミミッキュを誘って舞っていきます。但しドラン入りサイクルやリザXには一切仕事ができないのがネックです。
選出率は1位
(4) ギャラドス@飛行Z
陽気AS252 H4
滝登り、挑発、飛び跳ねる、竜舞
普通の飛行Zギャラです。受け回し系の構築に対して挑発を打ちながら舞っていきます。ギャラドス自身が舞えなくても、挑発→ギャラドス落ちる→メガバンギ竜舞を狙ったりと、とにかく挑発を打つマシーンと化していました。
なお、この構築を見るとメガをバンギが持っているのか、ギャラが持っているのか迷われる方が多いようでしたので、対戦中、いかにも「飛行Zじゃありません」的なプレイングをすることもありました(ブルル・バナ対面でとりあえず引いてみたり)。
選出率は4位
(5) ナットレイ@ゴツメ
呑気HB252 D4
ジャイロ、鈍い、宿り木の種、守る
本構築の最大の被害者。
炎技のないマンダやランドロスを起点に積極的に積んでいくことは勿論、メガハッサム相手でも鈍い+返しのジャイロで打ち合います。
ルカリオやバンギの微妙に足りない火力を補ってくれるゴツメ枠でもあり、メタグロスやメガクチもゴツメ+鉄のとげ+インファ(orバンギの地震)でだいたい飛ばせるので、たとえ炎牙やアムハンが見えていようとも喜んで出していきました。
また、メガバシャに対するダメージソースも兼ねており、宿り木+鉄のとげ+ゴツメ+フレドラの反動でだいたいルカリオの神速圏内に入りますので、メガバシャめがけて投げていきました・・・。
色々とごめんね。
相手のリザやウルガモスを考えると守るの枠はステロでも良いのですが、ミミロップの飛び膝や宿り木の蓄積ダメを重視して最後まで変えませんでした。
選出率は5位
(6) カプ・テテフ@スカーフ
控えめ CS252 H4
サイコキネシス、サイコショック、ムーンフォース、シャドーボール
特に語ることのないスカーフテテフです。過去の構築記事を見ると臆病個体が多かったようですが、残念ながら控えめしか持っていないのでこの子で(めざパとか知らない時代に捕まえたのでめざパ悪・・・)。
強者のプレイングを見ていると襷テテフは初手に、スカーフテテフは終盤のお掃除役として出している印象が強かったので、敢えて初手に置いていました。そのお陰か、2000帯でもゲッコウガやメガゲン辺りをあっさりと突破することが多々ありました。
Ⅲ. 選出
(1) 対メジャーな並び
カバマンダ系 :ウルガモス+メガバンギ@1
初手に出てくるカミツルギやガルドにウルガモスを合わせて蝶の舞いを積んでいくことでeasy winを稼ぎました。おそらくカバマンダに対しての勝率は100%。
カバリザ :ギャラドス+メガバンギ@1
リザYであれば苦にしませんでしたが、バンギが耐久に割いていないこともあり、リザXの剣舞逆鱗が厳しかったです。
クチート軸はかなり得意で勝率は100%でした。初手クチートが多かったので、こちらも初手にウルガモスを投げて蝶の舞を積んでいきます。だいたいメガクチ+ラティ+レヒレというパターンが多かったので、ガモスとルカリオだけで試合が終了することも少なくありませんでした。
・コケコランドグロス系 :ウルガモス+ナットレイ+ルカリオorバンギ
現環境ではアムハン持つメタグロスが増えていた一方、岩技を切っている個体が多
かったので、メタグロスにウルガモス後投げというヤンキープレーかましてまし
た。
・ヒトムレヒレグロス系 :テテフ+ナットレイ+ルカリオorバンギ
初手ヒトムが多い印象だったので、こちらも初手テテフ。テテフからのナットレイ
引きは簡単に読まれますてアムハンを打ち込まれますが、それはルカリオのイン
ファ圏内に入るので良き。
ランドテテフゲンガー バンギ+テテフ@1
初手テテフで荒らしてバンギで舞っていきます。
低速サイクル(ウツロカグヤ、バナカグヤ、ラティハッサム等) :ルカリオ@2
ギャラドスで挑発→バンギで積んでいきます。純正の受けループに対しては比較的勝率高めでしたが、一度だけ身代わりバトンタッチ持ちグライオンからのフェローチェという凄い構築に蹂躙されました(受けループと言って良いのか分かりませんが。。)。
(2) 苦手な並び
ランド+バシャ+カグヤ
飛行Zカグヤはバンギで受けたいけどバシャにかもられるし・・・、不意にくる鋼Zカグヤは無理ということで、あまり勝てませんでした。
バシャ+サンダー@1
サンダーはルカリオで突破できないので、サンダーvsバンギの対面を作って竜舞を積んでいきますが、やはりバシャが重ため。
スカーフランド+ドラン+電気
ウルガモスも出せないしルカバンギもランドで止められるし・・・。ギャラの出番ですがだいたい裏から電気ボルトやサンダーが出てきてオワオワリでーす。
砂パ
無理。鋼Zドリュウズならナットレイで凌げますが、地面Z型は降参。
その他にも、ギャラドス、相手のルカリオ、トリルアシレーヌ、マリルリ、ジャローダ、最速フェローチェは非常に重たかったです・・・。あと、一度スカーフテラキオンに遭遇しましたが、あれはダメでした。。。
Ⅳ. 最後に
最終はこちら。
2000に到達したこと自体も嬉しかったですが、その後も、2000帯でしっかりと戦えたのは大きな経験となりました。また、上位に行くと一見見慣れた並びでも実はよく考えられ構築であることが多く、レート対戦の奥深さも楽しめたシーズンでした。
これからもルカリオ軸で対戦を重ねていこうと思いますので、よろしくお願い致します!
~ちなみに~
白ポメの可愛い写真はこちらに掲載しているので、是非見にきてください(宣伝)