【S10】ルカバンギ w/Aurora Veil【2ROM 2000】

S10も大変お疲れ様でした!

今期もメガルカリオ×メガバンギラスで2000に到達しましたので、構築記事を公開させて頂きます。少し長くなりますが、類例の少ない構築に黙々と挑戦しておりますので、宜しければ読んでいってください!

 

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Ⅰ 構築コンセプト&構築経緯

前シーズンに引き続き、(後ろ姿が最高に格好良いので)メガルカリオ×メガバンギラス軸で決定。また、両個体ともに積んでからの爆発力・制圧力は目を見張るものがあり、爽快感溢れるプレーが楽しめるため、今期も積みリレーをコンセプトとすることに決定。

もっとも、上位帯に進むにつれて、上手なプレーヤーはなかなか積む隙を見せてくれず、相手のサイクルに付き合う過程でルカリオバンギラスが疲弊していくことが悩みの種だった(当たり前ですが・・・)。

壁展開で強引に積む場を整てしまえばいいじゃん! ということで、光の粘土持ちアローラキュウコン決定(壁コケコとの違いは後述)

もっとも、アローラキュウコンを実際に使ってみると、メガゲンガーメガメタグロス、ダストシュート持ちスカーフゲッコウガ、電気Zコケコと、環境の中心にいるようなポケモンが自然と初手に出てきて、アローラキュウコンが何もすることなく一撃でお亡くなりになる事故が多発。

そこで、これらのアローラキュウコンに誘われて出てくるポケモンに強く、初手性能の高いポケモンとして激流タスキゲッコウガ

初手:ゲッコウガorアローラキュウコン、メガ枠:ルカバンギの基本選出が出来上がる。

上記の基本選出では電気地面の一環がキツく、また、瞬間火力も足りないため、ルカバンギと攻守の相互補完に優れた第3の積みエースとして、高速移動・悪巧み持ちの電気Zボルトロス

最後に、受けまわし系に強く、ここまでのメンツでカバーしきれてないカミツルギを起点に舞っていける、ボディパージ持ち飛行Zテッカグヤ

以上の経緯により、初手:ゲッコウガorアローラキュウコン、第1の積みエース:ボルトロス(補完としてテッカグヤ)、第2の積みエース:ルカバンギという、相変わらず攻撃的な並びが完成した。

 

Ⅱ 個体紹介

~選出順にご紹介~

1. ゲッコウガ

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性格:臆病

特性:激流

努力値:CS252 余りH

技:熱湯、悪の波動、挑発、水手裏剣

持ち物:気合のタスキ

 

今期のMVPをあげるとしたら、間違いなくこのゲッコウガ

構築のコンセプトはアローラキュウコンのはずだったが、実際には殆どの試合の初手として大活躍をしてくれた(選出率断トツの1位)。

アローラキュウコンが誘うメガゲンガーメガメタグロス、特殊メガルカリオに強く、スカーフ持ちのポケモンがボルチェン/とんぼがえりで逃げていったとしても、次に出てくるポケモンに対して激流発動時の熱湯+水手裏剣によりダメージを与えることが出来た。特に相手がグロス軸の場合には、グロス初手率100%だったため(しかもゲッコウガ対面でなぜか引かない)、最初の1,2ターンでグロスを葬りさっていった。

本構築は、「アローラキュウコンで相手の主軸を誘いつつ、激流タスキゲッコウガで返り討ちがコンセプトになってしまった気がしなくもない・・・。

 

技構成に関しても本構築との関係では気に入っており、相手が激流ゲッコウガであることを確認するとメガボーマンダやメガギャラドスが繰り出してくるため、そこに竜舞を阻止する挑発が突き刺さった(龍舞できないボーマンダギャラドスは、後続の積みエースの起点にもなる)。もっとも、時折所定に出てくるテテフや、再戦時にでてくるレヒレを相手にするとダストシュートが欲しくなることもあったため、次のシーズンでは、また違った初手を探してみたい。

 

2.アローラキュウコン

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愛犬です。超可愛い。

 

性格:臆病

特性:雪降らし

努力値:CS252 余りH

技:オーロラベール、吹雪、フリーズドライ、【絶対零度

持ち物:光の粘土

 

アローラキュウコンを一撃で落とせるポケモンがいない構築や、ウルガモス等の展開系がいない場合に出していく。こう書くと出番あるの?と思われるかもしれないが、サイクルパ・受け系・天候系等に繰り出しやすく、場合によっては、初手ゲッコウガで荒らした後の2手目として出すこともあったため、十分にアローラキュウコンを楽しめた。

 

技構成はコンセプト上必須のオーロラベール、最高威力の吹雪、この構築に通りの良い水ポケモン・雨パに突き刺さるフリーズドライ、そして受けループと闇のゲーム楽しむ絶対零度。なお、アンコールも考えたが、キュウコンの前で舞ってくるポケモンギャラドスウルガモスバシャーモハッサムらに限られていて、後3者に対してはそもそも選出しないし、ギャラドスは雨パ対策も兼ねてフリドラで足りるため、個人的には不要という結論に落ち着いた。

 

なお、壁役として優秀なコケコとどちらが良いかは悩みどころで、今まで結果を出されている方の多くはコケコと認識している。特に、ぽけっとふぁんくしょんで調べた限りではあるが、S2以降は、殆どの場合コケコにその座を奪われていたようである。

言うまでもないが、コケコには、①S130から壁を貼ることができる、②様々な型があり、壁展開と断定するのはリスクがある、③挑発、自然の怒りという優秀な補助技を覚える、④エレキフィールドによる催眠無効という利点があり、特に①②は壁を貼る上で非常に重要と思われる。他方、アローラキュウコンも、(i)S109という比較的高い素早さ、(ii)オーロラベールという壊れ技、(iii)雪降らしによる定数ダメ、(iv)アンコールによる積みの起点回避といった優れたポイントがあるが、中でも私が注目したポイントは「絶対零度」である。

壁コケコを使っていて一番苦労した点は、ターン数をすぐに消化されてしまう点であった。両壁を貼るために2ターン必要なうえに、相手が舞ってきそうであれば挑発で1ターン、放電や自然の怒り等では適当にサイクルを回されてすぐに4,5ターン消化してしまう。それに対して絶対零度を打ち続けていれば、相手側も悠長なプレイングができず、速攻でアローラキュウコンを落としに来てくれるため、アローラキュウコンの低耐久も相俟って、効率よく積みエースにつなぐことができた。

上記のターン数を無駄にしない点を最も評価してアローラキュウコンを選択したが、時折ガルドやポリ2を一撃で落としてしまい、画面の向こうから怒りが伝わってくることもあった・・・(ごめんなさい)。

 

~ちなみに~

白ポメの可愛い写真はこちらに掲載しているので、是非見にきてください(宣伝)

www.instagram.com

 

3. ボルトロス(霊獣フォルム)

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性格:臆病

特性:蓄電

努力値:H164 B12 C76 D4 S252

技構成:十万ボルト、目覚めるパワー(氷)、悪巧み、高速移動

持ち物:電気Z

 

この構築で唯一努力値がきちんと調整されています・・・。

本当はライバロリさんが使っているような控えめ耐久振りが良かったが、UMで最初に捕まえたときは、ボルトロスのことがよく分かっておらず、マスターボールを投げていたらいきなり臆病めざ氷が出たのでそのまま使っている。もっとも、自分のようにポケモン歴が浅い人間には最速型というのはとても「楽」で、控えめだと相手の型を見極めて素早さを上回っているか否かを判断しないといけない一方で、臆病最速であればリザY・ガルーラの上をとっていることが確定のため、丁度良かったかもしれない。

なお、努力値の調整はポケモン徹底攻略さんご参照。ガブリアスの逆鱗耐えだったと思うが、バシャのフレドラ耐えまで振った方が絶対に良い。

 

レボルトは今期初めて使ってみたが、ルカリオバンギラスと攻守の相性がよく、ルカバンギが起点にしにくいポケモン(スカーフランドロスとか)で積んでいけるので使いやすかった。多くのルカリオ軸に投入されているだけのことはあり、おそらく来期も続投予定。

 

まぁ、Pスポーツのライバロリさんvsみょんさんの試合を見て、凄く格好良かったので即採用というのが実態ではあります汗

 

4.テッカグヤ

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性格:控えめ

特性:ビーストブースト

努力値:CS252 余りH

技構成:エアスラッシュ、身代わり、宿り木の種、ボディパージ

持ち物:飛行Z

 

型自体は特に語ることのない飛行Z型。

GTS産で3Vなので、本当は王冠使ってあげるべき。

もともとテッカグヤというポケモンを忌み嫌っていたが、ランドバシャカグヤでよく使われる飛行Z型に感銘を受け(というか苦しめられ)、「これならば自分のスタイルに合う」ということで採用。

本構築は共有パのカミツルギやスカーフランドロスがやや苦しいので、逆にこれらを起点に舞っていった。控えめ型なので思ったよりも火力が出て、バシャ・ガモスは勿論、誘うリザX等も次々に返り討ちにしてくれた。

また、本構築のテッカグヤが飛行Zであることはまず読まれないため、重いミミロップジャラランガに対しても飛行Zをぶっぱなして奇襲をかけていた。

 

5 メガルカリオメガバンギラス

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前期と全く同様なので割愛(メガルカリオに王冠を使ってあげたので、ついに5Vになったのが唯一の違い・・・)。

ルカリオは陽気AS252の神速剣舞インファコメパン、バンギはエッジ冷パン地震竜舞。ルカリオの剣舞は、環境的に身代りかバレパンでよかったかもしれない。

積みリレーあるあるだが、ラスト1匹からの3タテを何度も演出してくれたので、この2体にはとても感謝している。

 

Ⅲ 立ち回り

メジャーな並びに対する立ち回りは、以下の通り。

 

① カバマンダガルド:  ゲッコウガメガバンギラス@1

② カバリザテテフ:   ゲッコウガ+レボルト+メガバンギラス

③ グロス軸:      ゲッコウガ+レボルト+メガルカリオ

④ 受けまわし系:    アローラキュウコンテッカグヤ+メガ

⑤ 天候パ:       アローラキュウコンメガバンギラス@1

⑥ 対面構築(ガルド無):ゲッコウガメガルカリオ@1

  対面構築(ガルド有):ゲッコウガメガバンギラス@1

⑦ 顎ギャラ:      アローラキュウコンメガバンギラス@1

⑧ ランドテテフゲンガー:ゲッコウガメガバンギラス@1

⑨ クチート軸:     無理

 

重いポケモン:スカーフテテフ、ヒートロトム、トリル軸

 

Ⅳ 最後に

今期はデフレシーズンでしたが、個人的には前期に続き2000達成したのみならず、2ROM2000達成+100戦以内に2000達成と成長を実感したシーズンでした。育成環境が整ってからまだ日も浅く、使ったことがないポケモンも多くいるので、来シーズンもまたメガルカリオ×メガバンギラスを軸にしつつも、違ったポケモンを試していきたいと思います。

 

なお、8月からワシントンD.C.に1年間留学することになりましたので、ポケモンをプレイする時間は減るかもしれませんが、ツイッターの方では海外生活についても少し呟いていこうかと思っております。

 

引き続き、よろしくお願いいたします。

 

本ロム:最高&最終 2004

サブロム:最高 2003 最終 ご愁傷様

 

(参考画像:本ロム 最終)

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(参考画像:サブロム 2000達成時)

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